卸売業 S社様

相談状況
長年の業界経験を活かし、独自の仕入れルートを持って独立されたS社様。 既に販売先のアテもあり、商品は確保できる状態でしたが、卸売業の宿命である「先行仕入れ」のための多額の運転資金が必要でした。 しかし、民間の金融機関に相談したところ、「創業直後で実績がないため、在庫リスクが読めない」「売掛金の回収サイトが長い」と懸念され、希望額には程遠い回答しか得られませんでした。 「このままでは、せっかくの商機を逃してしまう」と、切実な思いでご相談いただきました。
融資申請の戦略
実績のない卸売業に対して、公庫が最も恐れるのは「仕入れた在庫が売れ残ること」です。 そこで私たちは、S社様の持つ「見込み客リスト」や「取引基本契約書」などの疎明資料を徹底的に整理。 事業計画書において、以下の2点を重点的にアピールしました。
販路の確実性:「売れるかもしれない」ではなく「既に買い手が待っている」状態であることを、具体的な数字と契約ベースで証明。
資金繰りの安全性:入金と支払いのサイト(期間)を精緻にシミュレーションし、融資を受ければ黒字で回るサイクルであることを可視化。
さらに面談練習などを数回行うことで、万全な状態で公庫との面談を迎えられるようにしました。
結果
入念な対策の結果、公庫の担当者からは「商流が明確で、事業のリスクが低い」と高く評価され、満額の300万円の調達に成功。 懸念されていた在庫資金の問題が解消されました。
お客様からは、 「融資の複雑な資料作成まで一緒に考えていただいたおかげでスムーズに進めることができました。」 とのお言葉をいただきました。

