
信用情報(CIC)が創業融資に与える影響とは?融資審査で見られるポイントを解説
こんにちは!大阪スタートアッププロです。
創業融資を検討している方の中には、「過去にクレジットカードの支払いが遅れたことがある」「自動車ローンが残っているけれど融資は受けられるのか」と不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
創業融資の相談を受けていると、「事業計画には自信があるけれど、信用情報が心配です」という声をよく耳にします。実際、創業融資の審査では事業計画だけではなく、申込者本人の信用情報も確認されています。
本記事では、信用情報機関であるCICとは何か、創業融資にどのような影響を与えるのか、また信用情報に不安がある場合の対処法について解説します。
この記事は、創業融資を検討している方や、過去の借入や支払い履歴に不安を感じている方に向けて書いています。【監修:税理士 村田幸雄】
CICとは何か
CICとは、株式会社シー・アイ・シーの略称であり、クレジットカード会社や信販会社が加盟している信用情報機関です。個人の借入や返済状況などの情報が登録されており、金融機関は融資審査の際にこれらの情報を確認しています。
信用情報にはどのような内容が登録されているのか
CICには、クレジットカードの利用状況やローン契約の内容、毎月の支払い状況などが登録されています。例えば、自動車ローン、住宅ローン、携帯電話端末の分割払い、ショッピングローンなども対象になります。
また、支払いの遅延や未払いの情報も登録されます。そのため、本人は忘れていても、過去の支払い状況が審査時に確認されることがあります。
創業融資で信用情報が確認される理由
創業融資では、創業前であるため事業実績がありません。そのため、金融機関は事業計画だけではなく、申込者本人の信用力も確認しています。
金融機関は返済能力を確認している
金融機関が確認したいのは、「貸したお金を約束どおり返済できる人かどうか」です。過去の支払い履歴は、その人のお金に対する管理能力を判断する材料になります。
例えば、毎月のローンやクレジットカードの支払いを継続して行っている方は、資金管理能力があると判断されやすくなります。一方で、何度も支払い遅延を繰り返している場合は、返済管理に不安があると判断される可能性があります。
どのような信用情報が創業融資に影響するのか
信用情報に登録されている内容のすべてが融資審査に悪影響を与えるわけではありません。重要なのは内容と状況です。
ローンや借入があるだけでは問題にならない
住宅ローンや自動車ローンが残っているからといって、それだけで創業融資に落ちることはありません。実際に、住宅ローンを返済しながら創業融資を受けている方は数多くいます。
金融機関が重視しているのは、「借入があるか」ではなく、「問題なく返済できているか」です。毎月遅れなく返済している場合は、大きな問題にならないケースがほとんどです。
携帯電話端末の分割払いにも注意が必要
意外と見落とされがちなのが携帯電話端末の分割払いです。スマートフォン本体を分割購入している場合はローン契約として扱われています。
そのため、携帯料金の支払い遅延ではなくても、端末代金の支払いが滞ると信用情報に登録される場合があります。特に若い世代の方は、携帯電話料金の延滞が原因で信用情報に傷がついているケースもあります。
創業融資に影響しやすい信用情報とは
金融機関が特に慎重に見るのは、過去の重大な延滞や債務整理などの履歴です。これらは返済能力に直接関係するためです。
長期延滞や債務整理は審査に影響する可能性がある
61日以上または3か月以上の長期延滞がある場合は、信用情報に事故情報として登録されることがあります。また、自己破産、個人再生、任意整理などの債務整理を行った場合も記録されます。
これらの情報が登録されている期間は、創業融資の審査が厳しくなる可能性があります。ただし、状況によっては時間の経過によって情報が削除される場合もあります。そのため、まずは現在の状況を確認することが重要です。
信用情報に不安がある場合は事前確認がおすすめ
創業融資の面談で初めて信用情報の問題が発覚すると、事業計画書の作成や準備にかけた時間が無駄になってしまう場合があります。そのため、不安がある場合は事前確認をおすすめします。
CICは自分で開示請求できる
CICの信用情報は本人が開示請求できます。インターネットや郵送で申請できるため、創業融資を検討し始めた段階で確認しておくと安心です。
実際に開示してみると、「問題ないと思っていた」「昔の支払い遅延を忘れていた」というケースもあります。反対に、不安に思っていたものの、審査に影響しない内容だったというケースも少なくありません。
信用情報に不安があっても諦める必要はない
信用情報は創業融資の審査項目の一つですが、すべてではありません。事業計画や業界経験、自己資金なども総合的に評価されます。
まずは現状を把握することが大切
過去に支払い遅延があったとしても、現在は問題なく返済を続けている場合があります。また、どの程度審査に影響するのかは内容によって異なります。
そのため、自己判断で「どうせ融資は無理だろう」と諦めるのではなく、まずは信用情報を確認し、専門家へ相談することが大切です。状況によっては、創業時期や資金調達方法を工夫することで創業を実現できるケースもあります。
まとめ
創業融資では、事業計画だけではなく申込者本人の信用情報も確認されています。住宅ローンや自動車ローンがあるだけでは問題になりませんが、長期延滞や債務整理などは審査に影響する可能性があります。
また、携帯電話端末の分割払いなど、意外なものが信用情報に登録されていることもあります。不安がある場合は、事前にCICで信用情報を確認することをおすすめします。
信用情報に不安があるからといって、すぐに創業を諦める必要はありません。まずは現状を把握し、適切な準備を進めることが大切です。
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