
日本政策金融公庫から融資を受けようと考えたとき、必ず取り組む必要があるのが「創業計画書」の作成です。
創業計画書は、完成した人から融資に近づく書類です。
「もう少し準備してから」と後回しにしている間にも、融資のチャンスは静かに遠のいていきます。
融資成功への第一歩として、今すぐ取り組むべき創業計画書のポイントを、ここから具体的に見ていきましょう。
とはいえ、創業前には考えなければならないことが数多くあります。
特に創業期は、集客や営業といった“売上をつくるための行動”に多くの時間を割く必要があり、創業計画書の作成までをすべておひとりで進めるのは、想像以上に時間と労力がかかるものです。
その結果、「後回しになってしまう」「十分に作り込めない」といったケースも少なくありません。
だからこそ、創業計画書は専門家のサポートを受けながら作成することを強くおすすめします。
第三者の視点を取り入れることで、計画の抜け漏れや数字の甘さを防ぎ、融資審査に耐えうる内容へと磨き上げることができます。
経営者には、ときに‘‘「時間」をお金で買う’’という視点が必要になる場面もあります。
限られた時間をどこに使うかは、創業初期の事業スピードや融資の成否にも直結します。
創業計画書の作成を専門家に任せることで、経営者は本来注力すべき集客や営業に集中することができます。
創業計画書を一人で作成するのが難しい、どこまで書けばよいか分からないと感じた場合は、
お気軽に弊社にお問い合わせください。
創業融資に向けた創業計画書作成を、専門家の視点でサポートいたします。 【監修:税理士 村田幸雄】
創業融資を検討している方から、
- 「返済はいつから始まりますか?」
- 「毎月どれくらい返済することになりますか?」
- 「いくらまで借りても大丈夫でしょうか?」
といったご質問をいただくことがあります。
創業融資では、「いくら借りられるか」に目が向きがちですが、本当に大切なのは無理なく返済できる資金計画を立てることです。
今回は、創業融資の返済開始時期や返済額の考え方、無理のない借入をするためのポイントについて解説します。
創業融資の返済はいつから始まる?
日本政策金融公庫の創業融資では、契約内容によって異なりますが、融資実行後から返済が始まります。
また、融資制度によっては据置期間を設定できる場合があります。
据置期間とは、一定期間は元金の返済を行わず、利息のみを支払う期間のことです。
創業直後は売上が安定しないことも多いため、据置期間を活用することで資金繰りに余裕を持たせられるケースがあります。
ただし、据置期間がある場合でも利息の支払いが発生することや、据置期間終了後は元金の返済が始まることを理解しておきましょう。
毎月の返済額はどう決まる?
毎月の返済額は、
- 借入金額
- 金利
- 返済期間
- 据置期間の有無
によって決まります。
一般的に、借入額が大きくなるほど毎月の返済額も増えます。
そのため、「借りられる金額」ではなく、「返済できる金額」から借入額を考えることが重要です。
借入額は「必要な金額」を基準に考える
創業時は、「せっかく融資を受けるなら多めに借りよう」と考える方もいます。
一方で、「返済が不安だから最低限しか借りない」という方も少なくありません。
しかし、どちらも適切とは限りません。
借入額は、
- 設備資金
- 運転資金
- 開業後の資金繰り
を踏まえたうえで、必要な金額を根拠を持って算出することが大切です。
売上が出るまでの期間も考えておく
創業後は、すぐに売上が安定するとは限りません。
例えば、
- 飲食店なら認知されるまで時間がかかる
- 建設業なら工事完了後の入金になる
- IT業では請求から入金まで数か月かかる
など、業種によって売上が入るタイミングは異なります。
その間も、
- 家賃
- 人件費
- 仕入れ
- 光熱費
などの支払いは続きます。
返済だけでなく、こうした支出も考慮した資金計画を立てることが重要です。
返済に不安を感じないためのポイント
創業融資を受ける際は、次の点を意識しましょう。
- 必要以上に借りすぎない
- 設備資金と運転資金のバランスを考える
- 売上が計画どおりでない場合も想定する
- 手元資金に余裕を持たせる
- 据置期間を活用できるか確認する
創業後は予想外の出費が発生することも珍しくありません。
余裕を持った資金計画を立てることで、安心して事業をスタートできます。
返済を続けることが次の融資につながる
創業融資は、一度借りて終わりではありません。
事業が成長すると、
- 設備を増やしたい
- 店舗を拡大したい
- 従業員を採用したい
など、新たな資金が必要になることがあります。
その際、これまでの返済状況は金融機関が確認する重要なポイントの一つです。
毎月計画どおりに返済を続けることは、将来の追加融資にも良い影響を与えます。
まとめ
創業融資では、「いくら借りられるか」ではなく、「無理なく返済できるか」を基準に資金計画を立てることが大切です。
返済開始時期や返済額を事前に把握し、
- 必要な借入額を見極める
- 設備資金と運転資金のバランスを考える
- 売上が安定するまでの資金繰りも想定する
ことで、創業後の経営をより安定させることができます。
創業融資は、事業をスタートするための大切な資金ですが、返済まで見据えた計画を立てることが成功への第一歩です。資金計画や借入額に不安がある場合は、創業融資支援の実績が豊富な税理士などの専門家に相談し、自社に合った無理のない返済計画を立てることをおすすめします。
●創業計画書作成のポイント記事まとめ
・自己資金
●創業融資の審査・準備記事まとめ
・創業融資に落ちる理由とは? ― 日本政策金融公庫で否決される人の共通点と再申請のポイント ―
・創業計画書が書けないのは普通です|多くの人が悩む理由とは?
・創業融資はいくら借りるべき? ― 「借りられる額」ではなく「必要な額」で考える ―
・創業融資はいつ申し込むべき? ― 開業前と開業後、どちらが有利なのかを解説 ―
・創業融資を受けた後にやってはいけないこと ― 借りて終わりではない。創業後の行動が次の融資を左右する ―
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